歴史問題

2007年8月 2日 (木)

他人事にはノリの軽い米国

 慰安婦問題に関する米国下院の対日非難決議案騒動を見ていて感じた事は、米国人が他国の歴史について無頓着で無配慮だと言うことです。

 差別的な言い方になりますが、やはり数千年の歴史を持つ民族の国と、数百年の歴史の移民の国では、自国の歴史への想いに感覚の違いがあるのは仕方が無いと思います。その上、一応は正義と自由と祖国を愛する国民性で、今では世界の警察を自称する国家ですから、自国の価値観を他国に押し付ける事に慣れてしまって、相手国の気持ちなど気にも留めないという事なのでしょう。

 セットで日本に感謝する決議でも出せば、バランスが取れるだろうなどと本気で思っているようですから間違いありません。実に呆れたものです。

 何にせよ、彼らにとっては日本の真実はどうでも良く、日本人にとって重大な歴史問題に介入しているという意識が希薄なのだと思います。逆に言えば、殆どの米国の国民にとっては、日本軍が過去に何をやっていたかなどには関心が無いのでしょう。決議案が採択された事で、米国の国民の意識に、捏造された日本軍の悪行が擦り込まれる、と言う心配は杞憂であると思います。そもそも、以前から性奴隷という扱いで米国の教科書に載っているようですから、今回の決議が採択されただけで歴史が確定されたかのように騒ぐのは間違いです。

 そういうわけで、「慰安婦問題について日本が追い詰められている」との強迫観念に苛まれる必要はありません。歴史認識については、今後も粘り強く情報を発信して、第三者が客観的な判断をできるように働きかけていくべきでしょう。

 大切なのは事実を積み重ねる事です。

 また、彼らがあくまで軽いノリの自己満足で動いているという一面も、忘れない方が良いと思います。(ただの反米を煽っても何ら効果はありません。)

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関連リンク

【マスコミ】 「慰安婦問題、朝日新聞の捏造」と識者…慰安婦決議、「朝日新聞以外」の主要紙は米に猛反発
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1186053336/

【米国】下院外交委員会、対日礼賛決議案を可決…慰安婦決議とバランス、同盟の重要性を確認[07/08/01]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1185942052/ 

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2007年7月 7日 (土)

たまにはドレスデンにも注目

  1. 無防備都市宣言は安全を保障しません
  2. 「謝罪ありき」はナンセンス

ドレスデン爆撃「米が謝罪」小沢氏発言は誤り? 与党ら反発
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070707/skk070707000.htm


 小沢氏と安倍氏の討論や中川氏のツッコミによる党勢への影響はどうでも良いとして、原爆に続いてドレスデン爆撃がメディアに登場したのは個人的にヒットでした。

 まずドレスデンは無防備都市宣言をしていたにも拘わらず、連合軍の執拗な空爆で大量の犠牲者を出しました。無防備都市宣言の危うさを示す好例の一つです。

 一部の自治体で無防備都市宣言運動を推進する団体が活動していますが、この運動について改めて考える絶好の機会です。メディア上で話題になることを期待したいと思います。
(無防備都市宣言について詳しくは勝手リンクを参照のこと。)


無防備都市 関連リンク

紫電のぐだぐだ不定期ブログ: 無防備地域宣言の虚構
http://siden.cocolog-nifty.com/robopitcher/2006/01/post_1422.html
無防備都市宣言の嘘~無防備な都市こそが攻撃される~
http://kei.txt-nifty.com/suki/2006/08/post_e5fb.html
無防備地域宣言運動全国ネットワーク
http://peace.cside.to/


 また、中川氏のツッコミに対する民主党の反論により、ドレスデンを爆撃した側が謝罪などを行わずに双方が和解した事実が示されました。つまり、「謝罪しないから関係が改善されない」と言うのは間違った考え方である事が証明されたわけです。

 日本が今更、大戦中の事について謝罪などをする必要もありません。そして、国際的な慣習からすれば、謝罪を求めようとする行為が異常という事です。
 このことについても、マスコミはトーンダウンさせずに扱って欲しいと思います。

 何も無ければ埋没しているネタですが、ドレスデン爆撃にスポットライトを当てる事で、以上二点をメディア上に露出させて下さった、小沢氏ひいては久間氏に感謝します。

 慰安婦問題にしても原爆発言にしても、騒ぎを見て違和感を感じませんか?どちらの立場に立つにしても、もっと冷静になって欲しいと思います。

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 最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。


記事引用

 1日に行われた安倍晋三首相と小沢一郎民主党との党首討論会で、小沢氏が「米国は(第2次世界大戦の)ドレスデン無差別爆撃について謝罪している」と指摘し、原爆投下について米国に謝罪を求めない日本政府の姿勢を追及したが、この問題で政府・与党側が事実関係が間違っているとして強く反発している。

 「(小沢発言は)事実に反する。ドイツは米英に謝罪を求めていないし、米英はドイツに謝罪していない。小沢氏は歴史をねじ曲げ、政局に利用しようとした」

 自民党の中川秀直幹事長は5日、記者団にこう語り、小沢氏に党首討論などの公式の場での釈明や謝罪を求めた。塩崎恭久官房長官も会見で「事実でないことを言ったのは政治的発言だから、政治的責任が問われる」と指摘した。

 1日の党首討論会で、小沢氏は米国はドイツに謝罪していると2度にわたって強調し、安倍首相に対し「謝罪を求めるという考えで、米国といろんな機会に話をすべきだ」と迫った。ただ、米国がいつどのように謝罪したかに関しては言及しなかった。

 ドレスデン爆撃では市民ら約3万5000人が犠牲になったが、外務省は「米国はドイツに公式謝罪などしていない」(中・東欧課)としており、小沢氏の話に根拠はないとの認識だ。

 また、現代史家の秦郁彦氏は「1945年2月に英米軍が行ったドレスデン爆撃では、罪の重さは英国8対米国2ぐらいで英国が主役。米国では責任論議はなかったはずで、謝罪までするはずがない」と解説する。

 これに対し、民主党は「戦後50年、55年、60年と、米英軍も参加して、和解の意味を込めて犠牲者追悼の式典が開かれた。正式に政府が謝罪したということではないが、互いに忖度(そんたく)した和解をしたということだ」(党幹部)と説明し、根拠がないとの批判に反論している。
(SankeiWEB)


関連リンク

雑感だらけ: ~洗脳修学旅行~ 6/9
http://suzutsuki.iza.ne.jp/blog/entry/191605/

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2007年6月 8日 (金)

翁のお参り

第三者の理不尽な仕打ちにより、
大切な人に会う事を阻まれたら、
誰だって不快な気持ちになるでしょう。

その事で身近な人たちがケンカするなら、
悲しい事です。

優しい人であれば、涙を飲んで
引き下がる事もあるでしょう。

穏やかな営みを壊した第三者に対し、
表向きは不満の一つも言えず、
大切な人に会えないまま終わりが来たら、
どれほど寂しい事でしょうか。


「ようやく兄の冥福を祈ることが…」李氏が靖国参拝の感懐
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070607ic28.htm
 台湾の李登輝前総統は7日、都内のホテルで「二〇〇七年とその後の世界情勢」と題して講演、終了後の質疑応答で、兄の慰霊のため靖国神社を参拝した感懐を改めて語った。

 李氏は参拝について、
「残り少ない一生だけど、ようやく兄の冥福(めいふく)を祈ることができ、やるべきことをやったという気持ち」と感慨を語った。

 また「私の父は12年前、98歳で亡くなったが、死ぬまで兄の戦死を信じなかった。そのため、兄の位牌(いはい)もなければ、墓もなかった」と、これまで兄の慰霊ができなかった事情を説明。靖国神社に対しては、「自分ができなかった慰霊を、靖国はやってきてくれた」と謝意を表明した。
(2007年6月7日20時44分  読売新聞)


 李登輝氏(84)がお元気なうちに、ご家族の慰霊を実現された事を、私も嬉しく思います。

 今では一つの神社に過ぎない靖国神社。信仰心だけでなく、強い思い入れで大切にしている人も多いですね。いろいろと政治問題化されがちですが、靖国のことは靖国愛好家?に任せておいて、靖国嫌いな人は靖国を無視すれば良いと思います。牛を食べたくなければ食べなければ良いし、ワグナーを聴きたくなければ聴かなければ良い。それと同じ事だと思います。

 宗教の教義に異教徒が口を挟むのもおかしな話です。そして何より、外国の一部の人から批判があるからと言って、日本人同士が争うなんて悲しすぎます。

 また、日本人が悲惨な戦争を忘れないためにも、靖国神社には一定の価値があるのではないでしょうか。
 神社は日本の文化の一つでもあります。やたらと手を加えて別な物に作り変えたり、壊してしまうことのないようにして欲しいです。


靖国問題に火を付けたのは報ステの加藤千洋だった! - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=KT-Dj8agc4Y
「A級戦犯」が祭られているから公式参拝反対という理由の欺瞞
http://d.hatena.ne.jp/boutarou/20060812/1155377498
星空の下で: 靖国に戦犯はいない
http://understarrysky.seesaa.net/article/16787717.html
日本李登輝友の会
http://www.ritouki.jp/

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2007年5月27日 (日)

歴史問題に関する松原議員の熱弁

「南京大虐殺」「慰安婦」を否定 - 民主・松原議員
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-05-26/2007052602_02_0.html
 民主党の松原仁議員は二十五日の衆院外務委員会で、四十五分間の質問時間のほとんどを「南京大虐殺」と「従軍慰安婦」がなかったとの主張にあて、政府に中国政府の見解を「訂正」させるよう執拗(しつよう)に迫りました。

 松原氏は、首相の靖国参拝を推し進め、九条改憲を求める日本会議国会議員懇談会のメンバー。

 南京大虐殺について岩屋毅外務副大臣が「何かしらの殺りく、略奪があったことは否定できない」とのべたことに松原氏は、「きわめて副大臣の答弁はあぶない。あったと認めようとしている」と批判。「三十万というロットでなくて、大虐殺そのものがなかったと極めて客観的に考えている」などと否定しました。

 また「従軍慰安婦」問題についても、中国の稚拙な情報戦によるものなどと決め付け、「ありえない」「実際、そんなものはなかった」と暴言をはきました。

 過去の日本の侵略戦争を正当化する「靖国」派は自民党だけでなく、民主党にも根を深くもっていることを示す質問です。(吉)

2007年5月26日(土)「しんぶん赤旗」


 外務委員会で松原仁議員から北方領土問題・南京事件問題・慰安婦問題についての大変興味深い質問が行われ、これに対して麻生太郎外相・岩屋毅副大臣・佐渡島志郎審議官が答弁してます。
 特に歴史問題に関しては、この短いやりとりだけで「大虐殺」「性奴隷」などがでっちあげであると認識するに足りる内容です。

↓のリンク先で映像を見る事が出来ます。一見の価値があります。
衆議院TV H19.5.25 外務委員会 松原仁(民主党・無所属クラブ)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/rm.ram?deli_id=35535&media_type=rb&time=01:38:43.8
(南京は8:20辺りから、慰安婦は29:40辺りから)

 これを見ただけで、同問題を良く知らない人の多くが、虐殺肯定派・性奴隷肯定派の印象操作から解放されるのではないでしょうか。非常にインパクトのある発言の数々です。

 しかし、残念ながら大手の新聞ではこの事を報じていないか、または扱いが非常に小さいようです(そのため引用ソースは赤旗です)。各メディアは、それぞれの立場から敢えて扱わないのでしょうか、それとも特に進展が無いので情報として価値がないとの判断でしょうか。朝日新聞は主張してきた事の否定になるため報道できないのかもしれませんが、他の新聞は選挙への影響を考えているのでしょうか、それとも中国に配慮しているのでしょうか。他に旬の話題があるというのも理解は出来ますが・・・。

 少なくとも国内へは良い意味での刺激になりそうなだけに、とても残念です。日本のメディアなら、こういう情報こそ、利害を超えて中立的な視点で発信し、議論を呼び起こしていただきたいものです。どうにもメディアへの不信感が募ってしまいます。

 また、歴史問題における現政府の対応はネガティブでないにしても、不十分である事は否めません。各野党は、今の路線ではなく松原議員のように日本人の立場から政府・与党を追及すれば、より多くの国民の支持を得られると思います。野党も与党も、もっと日本人に喜ばれる施策で競い合って欲しいものです。

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2007年5月25日 (金)

米加における慰安婦決議案の続報等

慰安婦決議案採決、6月以降に先送り 米下院
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070523/usa070523005.htm
 【ワシントン=有元隆志】米下院外交委員会に提出されていた慰安婦問題に関する対日非難決議案の採決は、6月以降に先送りされることが22日、決まった。月末にメモリアルデー(戦没者追悼の日)の休会があるためだ。決議案提案者のホンダ議員(民主党)らは5月中の採決を目指す構えをみせていたが、ラントス委員長(民主党)らは4月下旬の安倍晋三首相の訪米もあり、「日本との関係に配慮した」(議会関係者)結果、先送りを決めたものとみられる。

 23日の同委員会では、休会を控え各種決議案が処理されたが、慰安婦問題の決議案は含まれていなかった。

 採決された中には、対テロ戦争での韓国の努力に謝意を表する決議案や、石油資源確保のためダルフール紛争のスーダンに肩入れする中国に対し、虐殺の防止に向けてスーダンへの影響力行使を求める決議案が含まれている。

 慰安婦決議案の処理にあたっては、採決実施の判断基準となる共同提案議員の届け出が100人を上回っており、6月に採決される可能性も残っている。

 安倍首相は訪米の際、ペロシ下院議長やラントス委員長と会談し、「慰安婦の方々に心から同情しているし、そういう状況に置かれていたことに対して申し訳ないという思いだ」と語った。

 民主党のイノウエ上院議員も「(決議案は)不必要なだけでなく、日本との関係に悪影響を及ぼす」として、採決見送りを求める書簡をラントス委員長らに送るなどの働きかけをしている。

(2007/05/23 23:46) SankeiWEB


 慰安婦問題で米国下院の対日非難決議案は、先送りと言いつつ採決されないまま廃案となると予想しておりましたが、その方向に進んでいるようです。正直なところ、可決成立させてから、完璧な反論により永久に再燃できないように片をつけて欲しかったので、残念な気持ちもあります。

慰安婦決議案、カナダ下院は差し戻し再調査~中国系団体が表面に出て推進 [05/24]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1179943860/

慰安婦案上程の支持嘆願署名運動を開始・・・6月10日までに目標5万人達成目指す★2[05/24]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1180015377/

 一方カナダ下院の決議案は、難航しているようですが動きは続いているようです。こちらは米国ほど目立っておりませんが、もしかすると成立→自爆を拝む事ができるかもしれません。

 これらの問題に関して、外務省の対応や首相の発言を非難する意見を良く見かけます。
 ですが、とりあえず可決されて正式な外交レベルで俎上に上るまでは、外国の内政に過ぎません。積極的に介入するべき段階ではないのに、敢えて総理の発言を引き出して問題化しようとする事が根本的な間違いだと思います。それと疑問なのは、そもそも外務省に歴史問題対応の機能が備わっているのかどうかです。
 歴史問題というのは、政治の分野ではなく、学問の分野のはずです。役人の発言一つで事実が左右される事はありませんし、そもそも本国で定説がはっきりしない事柄について、迂闊な対応をするわけにもいきません。少なくとも、小泉内閣までは慰安婦問題では素の河野談話が基準でしたから、外務官僚もそこから逸脱した行動をとる事はできなかったのでしょう。
 3/16に安倍総理が辻本清美議員からの質問に応じた「狭義の強制性なし」の答弁書を閣議決定したことで、ようやく国としての反論へのお墨付きが出来ました。これからは多少、マシな対応ができるようになるのかもしれません。
 船頭が変わっただけで、即座に船が真後ろに向かって進む事はありません。日本のような大国が、内閣が変わって半年ばかりで豹変すると信じるのは現実的でないように思います。

 麻生氏が外相になり、外務省の体質も変わりつつあるとも聞きますが、人事異動一つにしても税金を費やす話です。気に入らないというだけで職員をクビにできるような社会でもありませんし、巨大な組織ですから、変革にはそれなりの時間を要するでしょう。また、何か新しい事業をするにあたっては、業務計画に乗せたり予算と人員を確保するところから始まりますから、政府の方針が変わったからと言って、それまでできなかった事がいきなりできるようになるとは考えにくいです。

「外務省はもっと仕事しろ」 と叫びつつ、
「公務員を減らせ」 「給料も減らせ」 「でも休日は増やせ」
 などと相反する要求をするのも限度があると思います。

 では我々はじっとしているしかないのでしょうか?
 それもまた違います。

 個人が現実にできそうなことは、身近な人やインターネットを通じ、歴史の真実を多くの人に伝える事です。根気強く海外へも情報を発信し続ける事です。首相の発言が誤解されようとも外務省の対応が片手落ちだろうとも気にする必要はありません。誤解は所詮誤解、真実が広まれば自ずと誤解は解けるはずです。
 また、首相官邸、文部科学省、外務省、大使館や話のわかる国会議員へ意見を送る事もできます。批判だけではない前向きな提案はもちろん、応援による後押しも効果があるはずです。
 そして何より大切なのは、確かな歴史認識を持ち、これらの問題に真剣に取り組む気概のある候補者に投票して、国会に送り込む事でしょう。

 参議院議員選挙まで2ヵ月を切りました。それぞれの候補を良く見比べて、より自分の考えに近い人を当選させたいものです。

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2007年5月23日 (水)

慰安婦問題の悪化に励む日本共産党議員

「慰安婦」問題の解決へ国際連帯 ソウルで会議 吉川議員あいさつ
しんぶん赤旗
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-05-21/2007052101_02_0.html

 【ソウル=面川誠】韓国のソウルで二十日、「慰安婦」問題の早期解決とそのための国際連帯を目的とした第八回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議が二日間の日程で始まりました。会議には日本、韓国、北朝鮮、台湾、フィリピン、インドネシア、オランダから非政府組織(NGO)代表や個人が参加し、米国、ドイツ、オーストラリアとアムネスティ・インターナショナルからオブザーバーが出席。「慰安婦」問題を解決するための各国での活動を報告し、運動の連帯を呼び掛けました。

 日本からは日本共産党の吉川春子参院議員、新日本婦人の会の高田公子会長らが参加しています。

 開会式では主催団体、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)の韓国琰・共同代表が歓迎のあいさつ。続いて北朝鮮、フィリピンの団体代表と吉川議員があいさつしました。

 吉川議員は、これまで河野官房長官談話や教科書への記載など一定の前進があったものの、「これを快しとしない勢力、あの戦争は正しかったとする人々が、教科書への攻撃、『慰安婦』問題への攻撃をかけ、その人々が日本の権力の中枢を握りました。その中心人物が総理大臣になった安倍氏です」と指摘しました。

 また、「『慰安婦』問題は日本ではまだまだ知られていません。憲法を守る運動とも連携して大きな運動にしていきましょう」と呼び掛け、日本共産党と民主党、社民党が共同で提案している「慰安婦」への謝罪・補償のための「戦時性奴隷問題解決促進法案」成立のために全力を尽くすと強調しました。


 共産党の吉川春子議員と言えば、3/26の参院予算委員会の質問で「安倍総理謝罪報道パート2」のでっち上げに尽力した御方として記憶に新しいです。(実際は謝罪ではなくて「河野談話継承宣言」を繰り返し説明していただけですが。)

 戦時中の日本の施政下で不幸な境遇にあった人には私も同情します。同じ日本人として申し訳ない気持ちもありますし、その方々の気が済むなら頭の一つも下げるのは良いと思います。しかし、ついでにやってもいない悪事まで押し付けられてはたまりません。吉川議員は、何が何でも日本を悪者にしなければ気がすまないようですが、それが本当に日本の将来を考えた活動なのでしょうか。
 例えば先祖や自分のルーツを必要以上に貶める教育を受けた子供は、親や家族や自分自身を大切にできない人間に育つと思います。そういう人が既に大勢いると思いますが、これから更に増えていくと、社会はもっと不安定になるでしょう。ですから日本の歴史を不確かな情報で黒く塗り替えるべきではありません。

 この吉川春子議員は、ずっと前から慰安婦問題を問題化するために戦って来られた方のようですね。人権を大切にする事それ自体は立派だと思うのですが、そのエネルギーを、もっと国益になる形で使っていただけるとありがたいです。共産党も日本の政党なら、もっと日本のために活動して欲しいと思います。
 また、戦時中の慰安婦は日本人女性の割合が最も大きかったと聞きます。さらに、戦後の日本には慰安婦システムと類似した進駐軍相手の施設もありました。外国人ばかり優遇しないで、もっと日本人(元慰安婦)の人権や名誉も大切にするべきではないでしょうか。

【日米韓】米下院での慰安婦決議案、オジャンに・・・代わりに”韓国決議案”を上程★2[05/22]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1179841834/

 日本国内では否定派の勢力が主流になり活動に限界を感じたのか、同問題の活動は米国下院の非難決議案にみられるように、今では海外展開に比重が置かれているようです。件の決議案は「お流れ」になったとの噂ですが、同問題が完全に決着するまでは、一時的に下火になっても安心する事はできません。

2007/05/21 日本の救済措置は不十分=従軍慰安婦問題で国連報告書 - 時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007052101021

 次は国連の拷問禁止委員会ですか。戦後補償は条約で解決済みだという事を忘れている人が多いようですね。日本以外の国にこそ、国民に対する十分な救済措置を実施していただきたいものです。


「慰安婦」問題 吉川議員の質問 首相の姿勢問う
2007年3月30日(金)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-03-30/2007033005_01_0.html

「慰安婦」問題解決促進法──参議院内閣委議事録から
http://www.zephyr.dti.ne.jp/~kj8899/houan_sang.html

従軍慰安婦問題に関する素朴な疑問---何で日本人慰安婦っていないの?
魁!清谷防衛経済研究所 ブログ分室
http://kiyotani.at.webry.info/200703/article_8.html

基礎からわかる「慰安婦問題」 ~読売新聞紙面より~|アジアの真実
http://ameblo.jp/lancer1/entry-10029205550.html

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2007年5月21日 (月)

国内における「いわゆる従軍慰安婦」問題の現状

「いわゆる従軍慰安婦」はでっちあげです。

 これは散々ネット上や各種メディアで取り上げられた問題で、今ではちょっと検索すれば、その内実を知るための資料には事欠かないでしょう。日本では教科書から記述が削られる方向にあるようですし、米国下院から始まった最近の慰安婦騒動により、今まで興味が無かった人達の中にも詳しく真相を知る方が増えたようです。もはや国内においては、「いわゆる従軍慰安婦」という存在は無かったという認識が主流になったと思います。反日的な狙いによるマイク・ホンダ議員の動きが、結果的に日本人による自虐歴史観からの脱却を加速させてくれたのは皮肉なものです。

 今ではこの問題は一人歩きを始めて、安倍内閣批判、与党批判、野党批判、米国批判、北朝鮮批判、韓国批判、中国批判、マスコミ批判、日教組批判など、もっぱら「ためにする批判」の題材として用いられる事が多くなったようです。要するに、騒いでる人たちも本音では事実の検証や元慰安婦たちの事は、もはやどうでも良くなっているような印象を受けます。

 まさに政争の具。沈黙を守り続け、本当はそっとしておいて欲しい当事者(犠牲者)が大勢いると思うのですが・・・。本質を見失っている人の声の方が大きいようで悲しくなります。


慰安婦問題の基礎的参考資料

アジアの真実 ・作られた「従軍慰安婦」(1)
アジアの真実 ・作られた「従軍慰安婦」(2)

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